合格体験記

合格体験記

慶応大学合格!


受験勉強のスタートを控えた3月にYBAの門を叩いたS.Mさん。彼女が受験生としての1年間をYBAでどのように過ごし、慶應義塾大学経済学部合格というサクラサク、一つの目標を達成することができたのか、今回は彼女に1年間を振り返りながらインタビューをしました。

-大学受験対策としての塾選びのなかで、YBAで授業を受けてみようと思ったのはどうしてですか。
 体験授業に至るまでには2つのきっかけがありました。一つは、ここに通塾する生徒のお母さんから紹介されたことです。YBAは学年ごとに教えるべきカリキュラムはなく、先生が生徒の様子を観察して、乗り越える課題を個々に設定していると聞きました。もう一つのきっかけは、以前の塾で、自分に合った対策に時間を割けるか疑問があったことです。特に小論文という正解が必ずしも一つでない受験科目の対策を独力で計画的に勉強を進められるか不安もありました。

ー以前にも塾に通われていたということですが、そこでの経験からYBAでの学習にどのようなことを望んでいたのでしょうか。
 中学から数学と英語それぞれで塾に通っていました。数学は大学受験対策としていろいろな問題に触れられたのが日々の勉強の刺激になっていましたが、方針として、文系私立大学対策を行なっていませんでした。英語は少人数指導の形式で、フランクな雰囲気が特徴でしたが、入塾時にそのコミュニティが形成されていて馴染みづらかった記憶があります。そのためYBAには、英語と小論文という慶應受験のために必要な科目を計画的に合格水準までサポートしてくれること、そして課題を与えるだけでなく、対話の中で疑問を引き出して、自分にあった勉強方法を提案してほしいと思って、体験授業に来ました。



ー明確な目的意識をもって入塾したS.M.さんですが、YBAの受験対策は実際どのように進んでいきましたか。
 英語は夏までに文法演習を一通り終えて、夏以降は慶應経済過去問を中心に、長文読解の精度をあげることと、字数制限のない英文エッセイの対策をしました。特にエッセイは、言い回しの語彙を増やすことに苦労しました。文章量が多くなることに苦手意識はありませんでしたが、その過程で同じような表現が頻出して文章が冗長になることがあったので、情報の出し方を工夫して直線的に議論を展開できる作文を教えてもらいました。
 小論文は、夏までは新書の要約トレーニング、以降は要約と並行して過去問演習でした。多くの大学の小論文科目には課題文要約があるため、それ向けて新書の一章を200字程度で要約する課題をこなしました。その成果は過去問演習を続ける中で出てきましたが、最後まで悩んだのは60分という時間制限で、書きたいことを絞って一読してわかる文章をつくることでした。ここでも英文エッセイ同様、言い回しや情報の出し方についてコメントしてもらいながら、本番レベルまで小論文の水準を高めていきました。



S.M.さんの直向きな姿勢もあって、英語や小論文対策では既製の教材の枠を超えて授業することもありました。授業の中で印象に残っているものはありますか。
 小論文の授業の後半では新書の枠を超えて、早矢仕先生から私の関心に合わせた読み物の要約や討論をしたことをよく覚えています。中でもアメリカ大統領選が近かった秋には、アメリカの学歴社会をマイケル・サンデル『実力も運のうち:能力主義は正義か?』を通して学び、小論文のネタにするために早矢仕先生に疑問をぶつけたりして議論しました。また私自身、経済学の中でも行動経済学に興味があったのでそれについての論文集の那須耕介編著『ナッジ!?:自由でおせっかいなリバタリアン・パターナリズム』からいくつか興味ある章を読んで、最近経済学の基礎を課題文にすることの多い慶應経済の過去問対策もしました。最初の頃は新書の内容をまとめるのもやっとでしたが、先生と二人三脚で読み進めることで着実に、要約の上に自分の議論を構成するスキルがついていった実感があります。



ー大学受験だけでなく、その先の進路を見据えることは、S.M.さんにとっての勉強の活力になっていました。「行動経済学」という大学でやりたいことを具体的に考えるようになったのは、どのようなきっかけがあったのですか。
 現代社会やその制度に関心をもったのは、中3の「経済」の授業からでした。そこから社会のなかで運用されている「経済学」の知見について調べるようになりましたが、それが探求したい学問分野としてとしてより具体化したのは、高1の校外学習で参加した「夢ナビ」という大学体験イベントでした。そのミニ講義で「行動経済学」という社会と経済をつなぐアプローチがあることに触れて、進学する大学と学部が決まりました。また自分は数学が得意という長所を生かしたかったので、大学入学時から数学の専門的な訓練も積める進路として慶應経済に照準が定まりました。



ー大学受験が終わってやっと自分のやりたかった学問のスタート地点に立つことができるというやる気は、大学入学以降もS.M.さんの背中を押してくれるでしょう。最後に、これからYBAで勉強する後輩に向けて、どのようにYBAでの学習を活用してほしいでしょうか。

 自分と先生の間に壁をつくらないで、自分の関心や疑問を思ったときにぶつけながら勉強していってほしいです。もちろん生徒と先生という2人の異なる人間である以上、上下関係や価値観の違いは存在していますが、一対一の授業のなかで自分に合った学習方針や指導を受けるためには、自分からなにかリアクションを出して、それを先生に観察・分析してもらう必要にあります。YBAの先生からは、受験科目以外にも人間として考えるべき教養を多く学びました。先生たちは生徒からのメッセージに対して真摯に答えてくれるので、それを活用しない手はありません。

上智大学合格!

今回は総合型選抜で上智大学文学部ドイツ文学科に合格したS.Oさんに、ペーパーテスト入試とは異なる入試を突破した努力の過程についてインタビューしました。

−S.Oさんは高校入試をきっかけにYBAに通塾し始めました。その塾選びや、高校に入学してからもYBAを続けようと思ったのはどうしてでしょう。

 高校入試のときは、友だちのお母さんからの紹介で体験授業を受けようと思いました。入塾に至ったのは、学校の中学英語が文法を理解するよりも使って覚えることを優先していて、文法に関する疑問が消化されずに単元が進んでもどかしかったところ、体験授業で学年にこだわらずわからない箇所まで戻って、できるまで私の疑問に向き合ってくれたからです。高校では英語に限らず、同じような壁に突き当たることが予想できたので、YBAで学校の授業や試験のフォローをしてもらおうと思っていました。

−総合型選抜で大学を決めようと思ったのは、いつからだったのでしょう。

 入学時は指定校推薦の枠をねらって評定をキープしようと努力していました。しかし高1の学年末時点で、今のままで指定校の厳しい競争を勝ち抜けるのか不安になっていました。そのとき偶然、新聞で上智の総合型選抜の倍率が一般入試よりも低いことを知り、興味のある学部学科の選抜方法を調べるようになりました。高2の冬からは、推薦対策用の塾にも並行して通って、入試のスケジュールやそのための準備などイメージを膨らませました。ギリギリの評定と英検2級までしかとっていなかったこともあって、志望校選びは難航しましたが、高3の初夏にオープンキャンパスや模擬講義に参加して、上智文学部に志望を固めました。

推薦入試用の塾とYBAとをどう使い分けて活用していましたか。

 推薦対策の塾は、情報の多さを活用してました。流通していない過去問の入手や先輩の出願書類、志望動機のテンプレートなど、推薦入試までに必要なものを準備するのに役立ちました。他方YBAでは、出願書類に「自分らしさ」を織り込むためのアイデアを練ったり、当日の小論文試験対策のために活用しました。もちろん推薦対策の塾で志望動機によく使われるストーリーは知っていたのですが、その枠に自分を当てはめたところで、入試で求められている多様性のある人間像をアピールできるとは思えませんでした。YBAでは、私が持ち寄った経験一つ一つに対して、入試で必要とされている等身大の私をアピールするための書類の書き方やアイデアのまとめかたを教えてもらいました。

−S.O.さんは中高時代から文武両道の姿勢を諦めない生徒で、高3の8月までテニスの大会でダブルス優勝とシングルス3位という成績を収めるほど、勉強以外にも全力でした。そのせいで、9月から怒涛の追い込みが始まったわけですが、そのうちの印象深いエピソードを教えてください。

 小論文対策と出願直前期でそれぞれあります。小論文対策では、自分の中で煮詰まらないアイデアのことで、早矢仕先生にずいぶん助け舟を出してもらいました。私のなかで原因・目的・手段がごちゃごちゃになっていた状態を、早矢仕先生は質問をやりとりしながら課題に対して書くべき内容を素早く整理し直してくれました。
 出願直前期には、書類の確認と面接対策をいろんな先生にしてもらいました。自分の文章が多くの目に触れることでそれまで気づかなかった伝わりづらさにも気づくことができました。中島先生とは、ドイツ文学カフカに関する面接ネタとして「理不尽と不合理のちがい」について議論して、アイデアを練りました。本番の面接でドイツ文学で興味あることについて聞かれたときは、対策したことを目一杯説明することができました。面接の最後に「君はこの学科に向いているね」と言われたときは、合否関係なくこれまでの努力が報われた気がしました。

−最後にYBAでの学習を志す後輩に向けて、どのようにYBAを活用してほしいですか。

 高校入試からお世話になっていて、YBAの先生方の受験科目に対する授業クオリティは身に染みていますが、今回の総合型選抜で改めて実感したのは、それら学校の勉強に縛られないアイデアと発想力が豊かな先生が多いことです。日ごろが多くの分野にアンテナを張り、生徒の疑問にさまざまな角度から、また生徒自身が納得して自分の糧となるまで説明に付き合ってくれます。もちろんこうしたアイデアを先生から引き出すためにも、生徒自身が自分の状況を言葉で発信する必要はあります。ただしそれが、言葉足らずな不安や悩みであっても大丈夫です。YBAの先生はその言葉と様子から生徒に欠けていることや、志望に合わせた必要なことを導き出して二人三脚で課題に向き合ってくれます。

慶應大学、上智大学合格!

N.Y.ちゃん

・なぜYBAを選びましたか
・YBAを選んだ理由は、自分の足りないところを集中的に教えてもらえる
からです。高校受験の時にも見てもらっていた先生だったので、環境に
なれる時間も必要なくてすごくよかったです。

・今まで通った塾と何が違いましたか
・他の塾と異なるところは、個人の実力を最大限に伸ばす工夫を先生方が
してくれるところです。私がこれまで体験した塾は生徒同士の競争心を
煽っているような感覚がありましたが、YBAでは余計なプレッシャーはなく
自分に集中して受験ができました。

・どういった授業がわかりやすかったですか
・小論文のどの部分を変えた方がいいか、細かいところまで教えていただけて
分かりやすかったです。

・目標にむけてどういった対策をとりましたか
・小論文が決め手だったので、とにかく本を読んで要約をしました。

・先生の印象はどうでしたか

・私のレベルに合わせて楽しく知識を教えてくれました。小論文で書けるような
ネタをたくさん話していただいたので、本番は自信を持って小論文をかけました。

・どれくらい成績が上がりましたか

・日本語力がとても上がったと思います。先生方に助けてもらって書いた
志望理由書とは違い、小論文は自分だけの実力で戦わなければいけなかったので、
合格できて自分の文章力が上がったと実感しました。

 

立教大学合格!

E.Y.ちゃん

・なぜYBAを選びましたか
家が近かったということと、個別でしっかりと教えて
もらうことができると友人から聞いたからです。

・今まで通った塾と何が違いましたか
一つの教科だけでなく他の教科のことでも分からないことを
先生に聞いて、すぐに教えてもらえるというところです。

・目標にむけてどういった対策をとりましたか
試験に向けて計画的に勉強をしました。時間にゆとりを持って
勉強を始めることを心がけました。

・先生の印象はどうでしたか
とても優しく、丁寧に教えてくださいました。分からないところは
分かるまで教えていただきました。

・どれくらい成績が上がりましたか
高二、高三で高一の成績よりも遥かにいい成績になり、指定校推薦
を取ることができました。

国際基督教大学(ICU)、上智大学、法政大学合格!

Y.E.ちゃん

・なぜYBAを選びましたか
YBAは友達の紹介で知りました。個人に合わせた指導をしていただける
ということで、特別入試への対策をしっかりできると思ったからです。

・今まで通った塾と何が違いましたか
他の塾と違うところは個人に合わせて必要なことだけに特化できることです。
また、先生の知識量が他の先生とは違うなと思いました。今まで出会った先生
の中で一番と思うほど様々な面の知識を持っていて、どんな質問でもわかりやすく
教えていただきました。

・どういった授業がわかりやすかったですか
小論文対策がとてもわかりやすかったです。最初はどんな風にまとめて、書いたり
いいのか全くわかりませんでしたが、自分の書いたもののどこがダメでどんな風に
直したらいいのかがわかり、とてもわかりやすかったです。

・目標にむけてどういった対策をとりましたか
小論文と志望理由書が主な課題だったので、たくさん書いてみてもらい、直して次に
書けるように練習しました。また、読解力が弱かったので本に触れるようにしました。

・先生の印象はどうでしたか
本当に知識量が半端ないという印象です。本の中に出てきた内容、小論文で書こうと思った
内容などわかりやすく楽しくたくさんの知識を教えていただいたなと思います。

・どれくらい成績が上がりましたか
文章を書く力、読解力ともに上がったかなと思っております。これは本当にYBAで学ぶことが
できたからだと思っております。

一橋大学合格!

Tさん

・なぜYBAを選びましたか
集団授業より、一対一の個別の方が自分の苦手分野の克服に特化
できると思ったため。

・今まで通った塾と何が違いましたか
より自分に合った勉強を効率よくすることができた。

・目標にむけてどういった対策をとりましたか
私が志望していた大学はある程度試験の傾向が定まっていたので
過去問研究に時間をかけて取り組みました。

・先生の印象はどうでしたか
授業の中で興味深い話をたくさんして下さったため、楽しく授業
を受ける事ができました。また、一つの教科だけでなく、幅広い科目
に対応してくださったため、本当に感謝しています。

 

青山学院大学、中央大学合格!

M.O.ちゃん

・なぜYBAを選びましたか
友人が通っていたため。体験授業がわかりやすかったため。

・今まで通った塾と何が違いましたか
宿題を自分で決めれるので、学校との両立がしやすかった。

・どういった授業がわかりやすかったですか
数学、物理、化学、国語をとっていましたが、どれも演習中心だったので、
説明だけ聞いてわかった気になるということがなかったです。

・目標にむけてどういった対策をとりましたか
授業のファローアップでなく、共通テストや、過去問の対策までしていただきました。

・先生の印象はどうでしたか
優しくて面白い先生が多かったです。

日本大学芸術学部 東京造形大学合格!

A.S.くん

・今まで通った塾と何が違いましたか

YBAの先生は今の自分の位置から目標までの道のりを
わかりやすく論理的に提示してくれるので、モチベーションが
保ちやすかったです。入塾前は集団授業を行う塾に通っていた
のですが、そこでは「国立大学合格」という大きな目標しか
提示されておらず、どれくらいの勉強速度でなにをやれば
いいのか全くわかりませんでした。しかし、YBAでは先生が
足りないところを補えるような教材をご自身の経験などを
踏まえて提案してくださったり、授業の進行も相談しながら
行えたりしました。

・どういった授業がわかりやすかったですか

小論文の授業は特にわかり易かったです。自分では気づけない
ような些細な論理の飛躍や表現の誤用も見逃さずに指摘して
くれます。それだけではなく、なぜそう答えたのか、それ以外
の答えではなぜだめなのかといった具合に口頭でも徹底的に
質問されます。これによって文章力だけではなく、思考力が
高まるのを実感できました。

・目標にむけてどういった対策をとりましたか

高校2年生のときに志望校を決めて、そこまで勉強の難易度が
高い学校ではなかった為小論文や面接対策から始めました。
いきなり書くのではなく、論理力をあげる教材を用いた授業を
したのを覚えています。国英は自分の位置より少しハイレベルな
問題を解いていました。なので高三になってから暗記以外では
あまりつまづくことはなかったと思います。

・先生の印象はどうでしたか

穏やかだけど個性的な人が多かったです。恐らく周囲
には居ないタイプの人ばかりなので、何気ない雑談が新鮮で貴重な
機会となるでしょう。教養も結構身につくと思います。

・どれくらい成績が上がりましたか

偏差値38から最高で64まで上がりました。

日本大学櫻丘高校合格!

S.K.くん

・なぜYBAを選びましたか
家から近く、知り合いなどの評判が良いという理由で選択しました。

・今まで通った塾と何が違いましたか
・無駄なルールがなく、周りを気にせず集中できる環境が他にはない
特性だと思います。

・どういった授業がわかりやすかったですか
・個別ならではの「自分に合った授業」がわかりやすく、勉強が苦手な
私に合っていました。

・目標にむけてどういった対策をとりましたか
・分からなかった問題をタブレットでまとめて繰り返し練習するなどの
対策をとりました。

・先生の印象はどうでしたか
・明るく、スペシャリストのオーラを全身でかんじました。

・どれくらい成績が上がりましたか
・祖母に褒められるくらい上がりました。

成城学園高校合格!

S.O.ちゃん

・なぜYBAを選びましたか
友達が通っていて、分かりやすいとオススメされたから。

・今まで通った塾と何が違いましたか
先生方が豊かで優しいので打ち解けられる。

・どういった授業がわかりやすかったですか
普通の授業は他の塾より応用問題が多いと感じました。
受験のために受けた小論文の授業は、後々作文作りなどでとても役に立っています。

・目標にむけてどういった対策をとりましたか
英語ー文法について。数学ー目標校のテストを解く。国語ー小論文。

・先生の印象はどうでしたか
いろいろな知識を持っているので、授業外のことでも知らなかったことをジャンルを問わず
たくさん知れるので面白い。気さくで明るい人が多い。

・どれくらい成績が上がりましたか
国語と英語が3から4を保てるようになった。

東京電機大学高校合格!

S.N.くん

・なぜYBAを選びましたか
友達の勧めで入りました。

・どういった授業がわかりやすかったですか
全部わかりやすかったです。

・先生の印象はどうでしたか
カレーをおごってもらいました。

・どれくらい成績が上がりましたか
入った当時は同じ文にbe動詞と一般動詞を入れてしまう
くらい勉強が出来なかったけど、東京電機大学高校に
受かりました。

駒場高校合格!

Oくん
都立高校入試において、共通問題ながらも全ての教科で高い得点率が求められる駒場高
校に合格したOくん。その努力を支えた秘訣とは何だったのかを聞いてみました。

―YBAには中学から通っていましたが、どのような経緯でこの塾を選んだのですか。
 きっかけは自分の兄の影響です。兄からは中学に入ると、数学や英語といった科目が急
に難しくなるから覚悟しておけよ、と言われていました。それなら早めに準備をしておこ
うと、兄も通っていたYBAで英語と数学だけでも授業をとることに決めました。
 また、他の集団授業の塾とは違って、ここでは数学の文章題や英語の長文読解など一つ
一つ丁寧に進めてほしい箇所など、自分のペースに合わせて授業を進めてくれることも入
ろうと思ったきっかけでした。
―中3になると、いよいよ受験を意識するようになって、英数国でそれぞれ受験対策を進
めていましたね。具体的にどのような対策をしていましたか。

 もともとは戸山高校を受験することを考えていたので、一学期の期末が終わった頃から
、独自問題の過去問と単元別の苦手つぶしをしていました。最初は、英数国の独自問題を
時間内で解ききることも大変でしたが、実際に入試問題に触れたあとだと、そのあとの単
元別の復習問題を解く目的も、よりはっきりしました。
ただ、夏休み中の学校説明会を経て、勉強だけでなく自分が高校でやりたいことを考え
てみた結果、駒場高校に行こうと決めました。そのため、夏休み以降の受験対策もガラッ
と変わったと思います。特に受験本番までの課題は、小学生の頃からあったケアレスミス
をなくすことでした。高い得点が必要な駒場高校では一問のミスが命取りになるので、先
生に解答時間などでプレッシャーをかけてもらいながら取り組んだことを覚えています。
―そんな入念な準備をしていたOくんですが、入試本番の数学の試験中に腹痛に苦しめら
れることになります。それでも勝ち取った合格の秘訣は何だったと思いますか。

 あの時のことはもうよく覚えていません(笑)トイレに行きたい一心で、試験問題を爆
速で解いていたと思います。
ただ今から振り返ってみると、YBAではただ問題が解けるようになる対策ではなく、「
安定して」解ける対策をしていたことが一番活きた瞬間だったと思います。ケアレスミス
にしても、先生との授業の中で自分がどんなタイプのミスをしやすいのか分析してもらっ
ていたので、それに気をつけることで、多少焦っていても得点が大きく減ることはありま
せんでした。
―Oくんは学校の学習だけでなく、様々なことに興味を示す生徒でした。YBAの授業で思
い出深い一コマはありますか。

 早矢仕先生の授業ですかね。英語の授業を担当してもらっていたんですが、英単語の覚
え方から始まったと思ったら、いろいろな外国語事情にまで話が広がっていったのが面白
かったです。特に、アラビア語のしくみに触れたときには、自分の知らない世界を垣間見
た気がしました。
―最後にですが、もし自分の後輩にYBAを勧めるとしたら、どのように活用してほしいで
すか。

 どの先生も答えられない質問がないくらい、自分が聞いたことについて真摯に説明して
くれます。また、学校や集団授業塾のように授業後に聞きに行く手間がなく、その場で質
問して疑問が解決できる点は、活用したほうがいいと思います。疑問をもって授業に臨ん
で、先生と納得できるまで濃密な議論をする、そんなふうに自分の勉強する時間の密度を
上げるのに役立つと思います。

広尾学園合格!

Mさん

 小学4年生の春からコツコツと努力を重ねながら、知らないことへの好奇心を忘れずに広尾学園合格をつかんだMさん。YBAでの受験勉強の日々はまさに、先生との二人三脚でした。今回はそんなMさんに中学受験のことを振り返ってもらいました。

—はじめに、どのようなきっかけでYBAに来られたのでしょうか。

 実は、母が子どものころに通っていたのが、このYBAでした。母からよく、生徒一人一人が解けるようになるまで根気強く教えていた塾長先生の話を聞いていたので、YBAでの受験勉強がどのようなものかイメージがつきやすかったです。

—通塾当初から、中学受験を意識して勉強していましたが、その対策としてYBAではどのようなことをしてきましたか。

 受験対策自体は、5年生のときから中学受験用の問題集を解いて、先生に他の問題への応用ポイントと一緒に解説してもらっていました。ただ、インターナショナルスクールに通っていたので、日本の小学校で国数理社についてどこまで教えられているのかわかっていませんでした。だから入塾したときから、受験対策が本格化するまでは、日本の学校の進度に追いつくよう、幅広くフォローアップしてもらっていました。なぜか中学受験対策よりも、そのときに先生が話してくれたことをよく覚えています。

—Mさんの幅広い関心をもとに授業が進められていたようですが、そのなかで印象に残っている一コマがあれば教えてください。

 中村先生からいつも言われていた、社会の歴史語句の覚え方をよく覚えています。年表にあることを一つ一つ覚えるよりも、先に人物だけ覚えてしまって、歴史上の出来事をその人物と結びつけながら、まるで一つのストーリーのように暗記することで、歴史の流れがつかみやすくなりました。こうしたストーリーで覚える方法は、他の科目でも自分で勉強と進めていく上で武器になりました。

—中学受験は人生初めての受験で、不安になることもあったと思いますが、そうしたときにはどうやって気持ちを前向きに保っていたのでしょうか。

 4年生から担当してくださっていた中村先生の飴と鞭の言葉が、進み続けるエネルギーをくれました。普段は問題を解いていて、投げ出しそうになると先生はフォローしながら「Mさんなら、これくらいできちゃうよ」とはっぱをかけてくれました。でも模試で悪かったところについては妥協せず、次からどう進めていこうかと、時には厳しい言葉で励ましてくれました。ただ直前期には、今までの模試のことを振り返りながら、これだけやってきたのだから、自信を持って楽しんでおいでと背中を押してくれたので、のびのび本番に臨むことができたのだと思います。

—最後に、自分の後輩にYBAをすすめるとしたら、どのように活用してほしいですか。

 わからないことを素直に聞いてみてほしいと思います。どの先生も、疑問に対して真剣に向き合ってくれました。解けなかった問題を一つもっていくと、その解き方や公式の復習をしてくれるだけでなく、その問題について話し合う中で、他の問題にも影響するような自分でも気づいていなかった、うっかりしていた勘違いを見つけ出してくれます。