2025年4月1日

生徒: 英語の授業で気になったんですが、動詞のあとに「to不定詞」と「動名詞」、どっちを使うかってどう決めるんですか?
先生: それは英語学習者がよくつまずくところです。実はこの使い分けには、ある程度の傾向があります。文法というよりは、「どういう意味合いを伝えたいか」で変わってくることが多いんですよ。
to不定詞を取る動詞 目的や意志を表すときに
生徒: たとえばどんなときですか?
先生: 「これから〜するつもり」とか、「〜しようと思っている」といった、未来に向かう意志や目的を表すときですね。
例文
They promised to return the book after lunch.
(昼食後に本を返すと約束した)She plans to study architecture at a university abroad.
(彼女は海外の大学で建築を学ぶ計画です)
先生: このように、まだ行っていない行動を意図的に示すときには、to不定詞が自然です。代表的な動詞には decide, plan, hope, agree, attempt, refuse などがあります。
動名詞を取る動詞 行動そのものに焦点があるときに
生徒: なるほど。それでは、動名詞はどんな場面で使うんですか?
先生: 動名詞は、「行為そのもの」や「その行為に対する態度・感情」に焦点があるときに使われます。特に、過去の経験や継続的な行動に関連する場合が多いですね。
例文
He avoided answering the question during the meeting.
(会議中、その質問に答えるのを避けた)I enjoy reading historical fiction when I have time.
(時間があるときは歴史小説を読むのが楽しい)
先生: つまり、「〜すること自体」をどう感じているか、どう扱っているかがポイントになるんです。主な動詞には enjoy, avoid, consider, finish, admit, risk などがあります。
両方取れるが意味が変わる動詞 文脈がカギに
生徒: なるほど…。でも、両方使える動詞もあるんですよね?意味が違うって聞いたことが。
先生: そうなんです。代表的なのが remember や stop です。形は似ていても、意味がまったく異なります。
例文
Remember to lock the door before leaving.
(出かける前にドアに鍵をかけるのを忘れずに)→ これからすることI remember locking the door this morning.
(今朝ドアに鍵をかけた記憶がある)→ すでにしたことShe stopped talking when the lights went out.
(照明が消えたとき、話すのをやめた)She stopped to talk to her neighbor on the way home.
(帰り道、隣人と話すために立ち止まった)
先生: どちらも文法的には正しいですが、伝える内容がまったく違います。こうした動詞では、「どちらが正しいか」よりも、「どんな状況を描写したいか」で選ぶのがポイントですね。
先生: 英語には例外も多いですが、こうした「型」を意識しつつ、実際の文脈の中で「どちらが自然か」を判断できるようになると、表現の幅がぐっと広がりますよ。