2026年4月13日
YBA English Grammar
makeとhaveとletはどう違う?
使役動詞5語の使い分けを力関係で解説
make / have / let / get / help。この5語はすべて「誰かに何かをさせる」動詞です。でも、何が違うのか。答えは文法より先に、主語と相手の距離感・力関係にあります。
強制・不可抗力
主語が相手の意思を完全に上書きして動かす動詞。人間だけでなく、感情・状況・物など「力を持つもの」が主語になれるのが特徴で、「〜のせいで〜になった」という自然な因果を表すときに特に力を発揮します。
文型:主語 + make + 人/物 + 動詞の原形 ※toは不要
手配・段取り
「自分の側でそうなるように手配する」動詞。makeのような強制でも、getのような説得でもなく、「そういう流れにする」「準備を整える」という中立的なニュアンスです。プロへの依頼でも、日常の段取りでも使えます。また 物+過去分詞 の形で「〜してもらう・〜される」という重要用法もあります。
文型①:have + 人 + 動詞の原形 文型②:have + 物 + 過去分詞
許可・解放
5語の中で唯一、相手がすでに「やりたい」という意志を持っていることが前提の動詞。主語はその意志を「通す」か「止める」かのスイッチを握っています。反対語が stop / prevent なのも、このスイッチの比喩で理解できます。
文型:let + 人 + 動詞の原形 反対:stop/prevent + 人 + from doing
説得・努力
makeが「強制」なら、getは「プロセスを経て動かす」動詞。お願い・交渉・説得・粘り強さ ── そのどれかを経て、相手がやっと動いた、というニュアンスが含まれます。後ろが唯一 to不定詞 になるのも、この「働きかけ→行動」という流れを文法が反映しているためです。
文型:get + 人 + to不定詞 ※唯一toが必須 ── これが最大の文法的特徴
支援・同行
helpは厳密には「使役」ではなく、「準使役」 ── 相手を動かすのではなく、相手が動けるよう横から支える動詞です。主語が全面に出るのではなく、相手の行動に寄り添う位置にいる。この「寄り添い」という非対称でない関係性が、他の4語との根本的な違いです。
文型:help + (人)+ 動詞の原形 または to不定詞 toは省略が現代の主流
力関係の地図
──
相手の意志を上書きして動かす。力は完全に主語側。
──
そうなるよう手配する。強制も懇願もなく、段取りの動詞。
──
説得・努力のプロセスを経て動いてもらう。makeより泥くさい。
──
相手の行動を横から支える。動かすのではなく、寄り添う。
──
相手の意志を通してあげる。力は主語側にあるが、使い方は解放。
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