2025年春より東京農業大学第一高等学校中等部・高等部が高校募集停止: 完全中高一貫校への転換と新たな学習環境の展望

2025年春より東京農業大学第一高等学校中等部・高等部が高校募集停止: 完全中高一貫校への転換と新たな学習環境の展望

東京農業大学第一高等学校中等部および高等部(所在地:東京都世田谷区)は、2025年から高校の募集を停止し、完全中高一貫校化の方針を固めています。この変更は、2019年に開校した附属稲花小学校からの内部進学を開始することに伴うものであり、2024年度の現中3生を対象とした入試が最後となります。同校は、1891年に明治の政治家・榎本武揚によって徳川育英会の育英黌農業科として設立され、その後1950年に附属校を開校し、「東京農業大学第一高校」の前身となりました。近年では付属校でありながら、多くの生徒が国公立や早慶上智レベルの大学を目指し、進学実績を伸ばしており、2023年度の大学入試では併設校への進学を含め、国公立・早慶上理・MARCHに551名が合格して過去最高の合格実績を更新しました。さらに、体験、経験、観察を通じて学ぶ実学教育に重点を置き、「学ぶこと」の面白さや楽しさを感じさせることを目標としています。今後の完全中高一貫化に向けて、同校では2024年・2025年の入試制度や新校舎建築に伴う新たな学習環境等について説明する説明会を開催する予定であり、説明会終了後には自由に校内見学・授業見学ができるとのことです。

 

学校HP: https://www.nodai-1-h.ed.jp/