19世紀アメリカ西部拡張と先住民族の抵抗:歴史の交差点

19世紀アメリカ西部拡張と先住民族の抵抗:歴史の交差点

生徒:「アメリカ大陸には昔、どんな人たちが住んでいたんですか?」

先生:「昔、今のアメリカやスペインが支配していた地域には、元から住んでいた人たちがいました。スペインが支配した地域にいた人たちはインディオと呼ばれ、農場や鉱山で働かされました。今のアメリカにいた人たちはネイティブ・アメリカンやインディアンと呼ばれ、土地を騙されたり無理やり取られ、特定の場所に住まわされました。」

生徒:「その後、白人たちはどうやって彼らと関わったんですか?」

先生:「白人たちは新しい土地に来て、自分たちだけのコミュニティを作り、民主主義も自分たちだけのものにしました。しかし、元からいる人たちは何度か白人たちに立ち向かいました。独立戦争の際にはフランスと協力してイギリスと戦ったり、他にもいくつかの戦いがありましたが、徐々に西に追いやられていきました。」

生徒:「19世紀後半に何が起きたんですか?」

先生:「19世紀後半には、アメリカが西に広がり、大陸横断鉄道が完成しました。多くの白人が金や土地を求めて西に移動し、元からいる人たちはさらに厳しい状況に追い込まれました。スー族やシャイアン族はカスター将軍の軍隊を倒す大きな勝利を収めましたが、最終的には白人たちに抑え込まれました。ジェロニモが率いるアパッチ族も降伏し、1890年のウーンデッドニーの虐殺で大きな戦いは終わりました。」

生徒:「ドーズ法って何ですか?」

先生:「ドーズ法は、アメリカ政府が制定した法律で、元からいる人たちの土地を部族単位ではなく、個人に分けることによって白人がその土地を奪いやすくするものでした。これにより、白人たちはさらに土地を取りやすくなりました。」

生徒:「先住民の人口にはどういう変化があったんですか?」

先生:「最初にアメリカに来た時、先住民の人口は非常に多かったのですが、1890年ごろには大幅に減少してしまいました。そして、彼らが完全にアメリカの市民として認められ、投票権を得るまでには、長い時間がかかりました。」