英語の『to do』と『to be done』、あなたは正しく使えてる?

英語の『to do』と『to be done』、あなたは正しく使えてる?

生徒:「英語の文章で『to do』と『to be done』の使い分けって、正直いまいちピンとこないんですけど……どう違うんですか?」

先生:「これはね、主語が行動をするのか、それとも行動の影響を受けるのかで決まるんだ。」

生徒:「行動の影響を受ける…? うーん、なんとなく分かるような気もするけど、いざ使うとなるとちょっと自信がないです。」

先生:「そうだよね。うーん、ちょっと待ってね……あ、いい例がある。君は宿題って計画的にやるほう?」

生徒:「え、正直ギリギリ派ですね……。」

先生:「まあ、それが普通かもしれないね(笑)。次は、その宿題に関する例文を使って考えてみよう。」

 

先生:「たとえば、『I have homework to do.』と言ったら、どういう意味になると思う?」

生徒:「えっと……『自分がやらなきゃいけない宿題がある』って感じですか?」

先生:「その通り。つまり、『to do』を使うことで、誰がやるのか=自分だと明確になっているんだよ。」

生徒:「あ、だから能動態なんですね!」

先生:「そうそう。でも、もし『I have homework to be done.』と言ったら、どう聞こえる?」

生徒:「うーん……『誰かがやるべき宿題がある』みたいな?」

先生:「その感覚、すごくいいね。『to be done』を使うと、宿題が『終わらせるべきもの』として表現されているだけで、誰がやるのかがはっきりしなくなるんだ。」

生徒:「なるほど。もし先生が『There is homework to be done.』って言ったら?」

先生:「それは、『みんながやらなきゃいけない宿題がある』って意味になるよ。『誰がやるのか』よりも『宿題が終わること』に焦点があるからね。」

生徒:「あれ? では、『to be done』って『誰がやるか分からない』ときに使うんですか?」

先生:「うーん、必ずしもそうとは限らないんだ。『誰がやるのかを言う必要がない』ときにも使えるよ。」

生徒:「なるほど……微妙な違いですね。」

 

生徒:「では、他の例も聞いてみたいです!」

先生:「いいね。たとえば、先生が君に本を渡して『これを読んでね』と言う場面を考えよう。」

The teacher gave the student a book to read.
(先生は生徒に『読むための』本を渡した。)

先生:「ここで、本を読むのは誰かな?」

生徒:「僕ですね!」

先生:「そう、それがポイント。だから、能動態の『to read』を使う。でも、もし『to be read』にすると、どうなる?」

生徒:「うーん……誰が読むのか分からない?」

先生:「正解!『The teacher gave the student a book to be read.』だと、『この本は誰かによって読まれるためのもの』という意味になる。こういう言い方をすることもあるけど、日常的にはあまり使わないかな。」

生徒:「たしかに、普通は『to read』のほうがしっくりきますね。」

 

生徒:「『There is work to do』と『There is work to be done』って、どんな違いがありますか?」

先生:「そうなんだ。これも焦点の違いなんだ。」

There is a lot of work to do.
(やるべき仕事がたくさんある。)
『誰かがやる』ことに焦点があるから、能動態が適切。

There is a lot of work to be completed by tomorrow.
(明日までに終わらせるべき仕事がたくさんある。)
仕事が『完了する』こと自体に焦点があるから、受動態が適切。

生徒:「あれ? でもどっちも同じ意味に聞こえます……。」

先生:「たしかに、実際の会話ではどちらも似たような意味で使われることがあるよ。でも、『to do』を使うと『誰かがやる』感じが強くて、『to be done』だと『仕事が終わること』に重点が置かれるんだ。」

生徒:「あっ、分かったぞ! 例えば『There is a decision to make.』と『There is a decision to be made.』も同じ違いですか?」

先生:「その通り!『to make』なら『誰かが決断する』って感じで、『to be made』なら『決断される必要がある』っていうニュアンスになるね。」

生徒:「なるほど……ちょっとずつ分かってきた気がします!」

 

生徒:「このような理解で合っていますか?」

能動態(to do)主語が行動をするときに使う
受動態(to be done)行動の受け手や行為そのものに焦点を当てるときに使う

先生:「完璧だね。理解が深まったみたいで何よりだよ。」

生徒:「先生のおかげでスッキリしました! ありがとうございます!」

先生:「どういたしまして! これからもどんどん練習してみよう。」