2025年3月8日

生徒:「現代文の問題って、どうやったら正しく読めるようになりますか?」
先生:「 現代文を解くうえで大切なのは、『正しく読む力』を身につけることだよ。この力があれば、問題の正解にたどり着きやすくなるんだ。」
生徒:「でも、具体的にどうすればいいんですか?」
先生:「まず、いくつかのポイントを押さえることが大切なんだ。一つずつ説明していくね。」
① 文章のルールを理解する
先生:「現代文の問題では、『文章に書かれていること』をそのまま答えなければならないんだ。例えば、こんな問題を考えてみよう。」
例題
「月は地球の唯一の自然衛星である。」
問: この文の内容と一致するものを選びなさい。
① 月は地球の唯一の自然衛星である。
② 月は地球の最も明るい天体である。
③ 月は太陽系で最も大きい衛星である。
生徒:「うーん……①が正解でしょうか?」
先生:「正解! たとえ『月は最も明るい天体』というのが事実でも、本文に書かれていないことは正解にならない んだ。現代文では 『事実』よりも『本文と合っているか』 が大事なんだよ。」
② 接続詞に注目する
生徒:「先生、文章を読んでいて、どこが大事なのか分からなくなることがあります。」
先生:「そんなときは、『接続詞』に注目するといいよ。例えば、この文章を読んでみよう。」
「運動は健康に良い。しかし、やりすぎると体を壊すこともある。」
生徒:「『しかし』って書いてありますね。」
先生:「そう! 『しかし』は、『逆のことが述べられる』 というサインなんだ。」
生徒:「つまり、『しかし』が出てきたら、その前と後ろの関係を意識するのが大事なんですね!」
先生:「その通り! 他にも 『つまり』『なぜなら』『たとえば』 などの接続詞に注目して読んでみよう。」
③ キーワードを見つける
生徒:「長い文章を読むと、どこが大事なのか分からなくなります……。」
先生:「それなら、キーワードを意識 してみよう。例えば、この文章を読んでみて。」
「近年、SNSの普及により、人々のコミュニケーションの方法が大きく変化した。特に、短い文章や絵文字を使ったやりとりが一般的になり、直接会わなくても感情を伝える手段が増えている。」
生徒:「うーん……『SNSの普及』『コミュニケーションの変化』『短い文章や絵文字』あたりが大事ですか?」
先生:「その通り! キーワードを見つけると、文章のテーマが分かりやすくなるよ。問題を解くときは、キーワードを手がかりにするといいね。」
④ 文章を要約する練習をする
生徒:「文章を読んだあとに、結局何が言いたかったのか分からなくなることがあります……。」
先生:「そんなときは、一言でまとめる練習 をするといいよ。例えば、この文章を読んでみよう。」
「読書は知識を増やすだけでなく、想像力を鍛えるのにも役立つ。また、本を読むことで他人の考えを理解し、共感力を高めることもできる。」
生徒:「えーっと……『読書は知識だけじゃなく、想像力や共感力も鍛えられる』ってことですか?」
先生:「そう! 長い文章を短く要約することで、文章のポイントをしっかりつかめるようになるんだよ。」
⑤ 実際に問題を解いて確認する
生徒:「先生、どんなにルールを覚えても、問題を解くと間違えることがあります……。」
先生:「それは、『答えの根拠を意識できていない』 からかもしれないね。次は、これを考えてみよう。」
例題
「犬は非常に賢い動物である。しかし、猫も学習能力が高いことが知られている。」
問: この文の内容として正しいものを選びなさい。
① 犬は賢いが、猫の学習能力は低い。
② 犬と猫の両方が知能の高い動物である。
③ 猫の方が犬よりも賢い。
生徒:「うーん……②でしょうか?」
先生:「正解! 本文には『犬は賢い』『猫も学習能力が高い』と書かれているよね。だから、②が正しい。でも、①や③は本文に書かれていない情報を含んでいるから不正解になるんだ。」
生徒:「なるほど! これからは、答えの根拠がどこにあるかを意識しながら解いてみます!」