今とは違う“もし”の世界 〜仮定法過去の入り口〜

今とは違う“もし”の世界 〜仮定法過去の入り口〜

「もし宝くじに当たったら…?」

そんな“今とは違う世界”を想像したこと、ありますよね。

英語には、それを表す特別な文法があります。
それが 仮定法過去(subjunctive past)

先生:「もし今日テストがなかったら、何してると思う?」
(生徒が答える)
先生:「うん、いいね。先生もマンガ読んでたいな〜(笑)」

 

仮定法過去って、どんな文法?

英語には、現実とはちょっと違う「もしもの世界」を表す表現があります。
それが、仮定法過去です。

たとえばこんなふうに言えます。

If I had more money, I would buy a new PC.
(もっとお金があれば、新しいPCを買うのに)

If today were Sunday, I could sleep all day.
(今日が日曜日なら、一日中寝られるのに)

どちらも、「実際にはそうじゃないけど、そうだったらいいな」という“たられば”の世界。
つまり、現実とは違う想像をする時に使うのが、この仮定法過去なんです。

日常の会話でも、こうした“たられば”ってけっこう出てきますよね。
「もっと時間があればな〜」「あの時違う道を選んでたら…」なんて、誰でも考えたことがあるはず。

仮定法過去は、そんな気持ちを英語で表現できる便利な文法ツール。
覚えると、英語での表現の幅がぐっと広がりますよ!