2024年1月23日
文章
「きょうは、お花たち、どうしてこんなに元気がないの?」と、イーダちゃんは、もう一度聞きながら、すっかりしおれている花たばを見せました。
「うん、お花たちはね、気持がわるいんだよ」と、学生さんは言いました。「みんな、ゆうべ、
「でも、お花は、ダンスなんかできやしないわ」と、イーダちゃんは言いました。
「ところが、できるんだよ」と、学生さんは言いました。
解説
この話は、イーダちゃんがしおれちゃったお花を心配するところから始まります。ある学生さんが、「お花たちはね、夜中に舞踏会に行って踊り疲れちゃったんだよ」と面白いことを言います。これを聞いて、子どもたちは「へえ、お花が踊るなんて!」と想像します。アンデルセンのお話は、本当のことと空想のことがごちゃまぜになって、まるで魔法みたいな楽しい体験を与えてくれます。
このお話の中で、イーダちゃんは学生さんの言うことを信じて、お花をただの植物じゃなくて、夜になると楽しいことをする生き物みたいに思うようになります。こういうお話は、子どもたちの想像力を大きくして、身の回りのものを新しい目で見るようにしてくれます。