もう迷わない!英語のing形「進行形」と「動名詞」の使い分けとは?

もう迷わない!英語のing形「進行形」と「動名詞」の使い分けとは?

生徒:

「Swimming is fun.」って、進行形じゃないんですか?
見た目が “I am swimming” に似てたので…

先生:

そうですね、確かに見た目はそっくりですよね。でも実は、それは「進行形」ではなくて「動名詞」と呼ばれる別の使い方なんです。

生徒:

へぇ…進行形と何が違うんですか?

先生:

ちょっと思い出してほしいんですが、「I am swimming.」っていう文、これは「今泳いでいる最中」って意味ですよね。
これは be動詞+動詞のing形 で構成されていて、これが現在進行形です。

でもね、「Swimming is fun.」の方は、“Swimming”が文の主語なんです。
つまり、「泳ぐこと」そのものを話題にしてるって感じですね。

生徒:

あーなるほど。「泳ぐことは楽しい」って意味か!

先生:

そのとおり!
“swimming” という形は見た目は動詞だけど、文の中では名詞として働いている。これを「動名詞」って呼ぶんです。

生徒:

そっかぁ。「I like swimming.」も同じですか?

先生:

まさにそう。
ここでも “swimming” は “like” の目的語で、文の中で名詞っぽく振る舞ってるんですよね。

生徒:

ふむふむ。それでは、「She is good at painting.」も?
“painting”って進行形じゃなくて、動名詞?

先生:

お、よく気がつきましたね。
はい、それも動名詞です。「at」は前置詞で、そのあとに”painting”が来てますね。
英語ではね、前置詞のあとに動詞のing形がくるパターンがすごく多いんです。

生徒:

へぇー!前置詞+ingの形って、よくあるんですね。

先生:

そうなんです。
たとえばこういうの、見たことあるかも

  • She’s interested in learning.

  • There’s no point in waiting.

あ、ちなみにこの “There’s no point in waiting.” って、「待っても意味ないよ」ってことなんですよ。

生徒:

なるほど〜。
でも、「〜すること」って訳せば全部動名詞って思ってて大丈夫ですか?

先生:

そうですね、そこも大事なところで。
確かに「〜すること」って訳すと便利なんですが……全部にその訳を当てはめるとちょっと無理が出ることもあるんですよね。

たとえば「No smoking」って標識、見たことありますよね?
直訳すると「喫煙すること禁止」だけど、日本語では「禁煙」って言いますよね。

生徒:

あーたしかに…「喫煙すること禁止」はちょっと変です。

先生:

そうそう。なので「〜すること」っていうのは、あくまで基本のイメージとして持ちつつ、自然な日本語とのバランスも意識していくといいですね。

生徒:

分かりました。あ、ちょっと気になったんですけど、「Being kind is important.」の “being” って動名詞ですか?

先生:

おお、鋭いですね。
そうです、”being” は “be動詞” の動名詞バージョンです。
「親切であること」って意味になります。ちょっと抽象的に感じるかもですが、「~である状態」を名詞化してるって感じで捉えるといいですよ。

生徒:

そうか、なんとなく分かってきました!

先生:

よし、ではここまでの理解をちょっとだけ試してみましょうか。

  1. 英語を話すことは難しいです。

  2. 彼はコーヒーを飲むのをやめました。

  3. 勉強することは将来のために大切です。

生徒:

えっと…

  1. Speaking English is difficult.

  2. He stopped drinking coffee.

  3. Studying is important for the future.

先生:

お見事!全問正解です。
どれも動名詞が主語や目的語の役割をしていて、バッチリです。