2024年8月10日
生徒: 小論文ってどうやって書けばいいんですか?
先生: 小論文というのは、説得力のある意見を書くことが大事です。説得力を持たせるためには、主張、理由、具体例の3つの要素が必要です。
生徒: 具体的にどういう風に書けばいいか教えてください。
先生: 例えば、「新しい自転車は必要ですか?」というテーマがあったとします。まず、主張として「自分にとって新しい自転車は必要だ」と書きます。次に、理由として「通学や運動に活用しているからだ」と説明します。さらに、具体例を挙げて「毎日片道30分の通学時間が短縮され、運動不足も解消される。また、サイクリングを続けた結果、体重が5キロ減少し、体力も向上した」と書きます。こうすることで、簡単な小論文が書けます。
生徒: 他の例も教えてください。
先生: では、次に「学校に部活動の設備を増やしてほしいと説得する」という問いを考えてみましょう。まず、主張として「部活動の設備を増やしてほしい」と書きます。理由として「生徒の活動の質が向上するからだ」と書きます。具体例として「友達の山田はバスケットボール部で新しいゴールを導入してもらい、練習の質が向上した。その結果、大会で優勝することができた」と書きます。このように、ただ「設備を増やしてほしい」と言うよりも、説得力が増します。
生徒: 勉強のモチベーションが上がらない時のアドバイスも例として使えますか?
先生: もちろんです。「勉強のモチベーションが上がらないと嘆いている友達に説得力のあるアドバイスをする」という問いを考えてみましょう。主張として「勉強の計画を立てるべきだ」と書きます。理由として「計画を立てることで目標が明確になり、達成感を得やすくなるからだ」と説明します。具体例として「友達の田中は毎日少しずつ勉強する計画を立て、1日1時間の勉強を続けた結果、期末テストの成績が大幅に向上した。彼は計画を立てることで勉強の習慣が身につき、モチベーションも維持できた」と書きます。
生徒: 最近の社会問題についても同じ方法で書けますか?
先生: 例えば「最近の健康志向社会についてあなたの考えを書く」という問題を考えましょう。主張として「社会全体で健康志向を推進すべきだ」と書きます。理由として「健康志向を推進することは、生活の質を向上させると同時に医療費の削減につながるからだ」と説明します。具体例として「ある地域では健康フェアを定期的に開催し、住民の健康意識を高める取り組みを行っている。その結果、地域の平均寿命が延び、医療費も削減された」と書きます。
生徒: なるほど。他にも例がありますか?
先生: では、環境問題についての例を考えてみましょう。「環境問題が深刻化する社会についてあなたの考えを800字以内で書きなさい」という問いに対する5つのステップがあります。
- 現状と課題を書きます。例えば「地球温暖化やプラスチックごみによる海洋汚染が深刻化している」と書きます。
- 主張を書きます。「社会全体で環境保護に取り組むべきだ」と書きます。
- 理由を書きます。「環境を守ることは、将来の世代に健全な地球を引き継ぐために重要だからだ」と書きます。
- 具体例を書きます。「例えば、ある地域ではプラスチックごみの削減を目指し、リサイクルの取り組みを強化している。その結果、ごみの総量が減少し、地域の環境が改善された」と書きます。
- 結論を書きます。「社会全体で環境保護に取り組み、持続可能な社会を実現するべきだ」とまとめます。
このようにして、知識を使って小論文を書いていきます。知識が重要なので、新聞記事を切り抜いてまとめることをおすすめします。記事の内容を要約し、覚えておきたい表現をまとめておくと良いでしょう。
生徒: ありがとうございました!これで小論文の書き方がしっかり理解できました。
先生: どういたしまして。これからも練習を続けて、どんなテーマでもしっかりとした小論文が書けるように頑張ってくださいね。