受動不定詞の正体|なぜ「to be」が必要なのか?「される」英語を完全攻略する3つの型と本質講義

受動不定詞の正体|なぜ「to be」が必要なのか?「される」英語を完全攻略する3つの型と本質講義

YBA教育研究会|英語文法

【なぜ「to be」をつけるの?】
受動不定詞の仕組みと使い方を3パターンで解説

「される側の名詞には to be をつける」——これは正しいのですが、実は例外があります。それを知らずに覚えると、入試で痛い目に遭うことがあります。

「愛されたい」「招待されて嬉しかった」「洗わなきゃいけないコップがある」——こういった「される」側の気持ちや状況を英語で表現するとき、多くの中学生がつまずきます。答えは、to be + 過去分詞という形の組み合わせにあります。仕組みと例外をセットで押さえれば、迷わなくなります。

「する」と「される」——2つのパーツを合体させるだけ

英語の to(〜すること)のあとに、be + 過去分詞(〜される)をくっつけると、to be + 過去分詞(〜されること)という形になります。

tobe + 過去分詞to be + 過去分詞
〜すること〜される〜されること

使い方は大きく3つ。「される」が主役になる場面でそれぞれ活躍します。

3つの使い方を場面で覚える

「〜されること」を望む・嫌がる

自分が何かを「される」のを望んだり、嫌がったりする場面です。

I want to be loved. / 私は愛されたい。

He hates to be ignored. / 彼は無視されるのが大嫌いだ。

「〜されるべき」ものを説明する

名詞のあとに続けて「まだされていない仕事」を表します。

Homework to be done. / (やるべき)宿題

A car to be fixed. / 修理されるべき車

「〜されて」感情が動いた

何かを「された」ことがきっかけで、感情(嬉しい・驚いた・悲しい)が生まれた場面です。

I am happy to be invited. / 招待されて嬉しい。

She was shocked to be told the news. / その知らせを聞かされて彼女はショックを受けた。

判断の鍵は「主役が『する側』か『される側』か」

toto be の使い分けに迷ったら、主語(文の最初に来る言葉)や注目している名詞が、動作をする側なのか動作を受ける側なのかを確認してください。

主役の立場使う形例文
する側(能動)to + 動詞の原形I want to clean the room.
される側(受動)to be + 過去分詞The room needs to be cleaned.

練習問題:3問で確かめよう

第1問アイドルの気持ち

彼はみんなから「愛されたい」と思っている。

He wants (   ) by everyone.

① to love  ② to be loved

💡 「He(彼)」は愛する側? それとも愛を受ける側?

正解:② to be loved
He wants to be loved by everyone.
彼は「愛を受ける側」なので受動不定詞が正解。

第2問カフェの忘れ物

ここに洗わなきゃいけないコップがある。

Here is a cup (   ).

① to wash  ② to be washed

💡 「コップ」は自分で何かを洗う? それとも人から洗われる?

正解:② to be washed
Here is a cup to be washed.
コップは「洗われる側」の物。to be washed が自然。

第3問サプライズパーティー

私はそのパーティーに招待されて驚いた。

I was surprised (   ) to the party.

① to invite  ② to be invited

💡 「I(私)」は誰かを招待した? それとも招待状をもらった?

正解:② to be invited
I was surprised to be invited to the party.
「私」は招待を受けた側。感情(驚き)の原因が「される」経験にある。

KEY POINT

主語や注目している名詞が「される側」だと気づいたら、まず to be + 過去分詞 を考える。受動不定詞の基本パターンはこれで押さえられます。

⚠ 発展:「される側」でも to だけになる型がある

たとえば This book is easy to read.(この本は読みやすい)では、「本」は読まれる側ですが to be read ではなく to read になります。
easy / difficult / hard などの形容詞が文中にある場合は、このパターンを使います。

まずは「される側なら to be + 過去分詞」を基本ルールとして身につけ、このパターンは別に覚えましょう。

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