2025年11月16日

生徒:
「I swim」って言うと、「今泳いでるよ」って意味になるんですか?
先生:
そう聞こえますよね。でも実は、「I swim」は「私は泳ぎます」という、習慣的な行動を表す表現です。
だから、「今まさに泳いでいる」という意味ではないんです。
生徒:
そうなんですね。「今泳いでます」って言いたいときは?
先生:
そのときは、「I am swimming.」を使います。
これは「現在進行形」といって、今やっている最中のことを伝える形ですね。
生徒:
あ〜なるほど。たしか、「be動詞」と「動詞にingをつける」みたいな…そんな感じでしたよね?
先生:
はい、その通りです。
構文としては、主語+be動詞(am / is / are)+動詞のing形になります。
たとえば、
I am reading.
She is working.
They are playing soccer.
そうそう。be動詞って主語によって変わるんでしたね。
「I」は「am」、「he / she」は「is」、「you / we / they」は「are」。そこも大事なポイントです。
生徒:
でも前に「I am eat」って言って、通じなかったんですよ…。
先生:
それ、よくある間違いですね。
「eat」は原形のままだから、ingをつけて「eating」にしないといけません。
なので、「I am eating.」が正しい形です。
生徒:
なるほど。「I going」も言っちゃったことあります…。
先生:
それもですね。
今度は be動詞が抜けてますね。
「going」ってing形なので、「I am going.」っていうふうに、be動詞とセットにする必要があるんです。
生徒:
疑問文にするときって、どうなりますか?
先生:
疑問文は、be動詞を主語の前に出すだけでOKです。
Are you studying?
Is he watching TV?
こういう形になりますね。
生徒:
否定文は?
先生:
否定文は、be動詞の後ろに「not」を入れます。
I’m not sleeping.
She is not coming.
…あ、ちなみにこのルールは、be動詞を使う他の文でも共通なんですよ。
生徒:
そういえば、「Swimming is fun.」っていう文も見たことあるんですけど、あれは進行形なんですか?
先生:
よく気づきましたね。
でも、その「swimming」は進行形ではなくて、動名詞と呼ばれる使い方です。
つまり、「泳ぐことは楽しい」みたいに、動詞が名詞として使われているんですね。
見た目は似てるけど、働きは全然違うわけです。
…ただ、このあたりは少し発展的な内容なので、今回は軽く触れる程度で大丈夫ですよ。
生徒:
はい。似ててややこしいですね…。
先生:
そうですね。でも、今はこれだけ押さえておけば十分です。
→ 「am / is / are + 動詞のing形」= 今している最中のこと
これが、現在進行形の基本です。
生徒:
時制っていろいろありますよね。他のとどう違うのか、ざっくり知りたいです。
先生:
いい視点ですね。時制を比較すると全体像が見えやすくなります。
I swim.(習慣)
I am swimming.(今)
I swam.(過去)
I will swim.(未来)
英語は、こうやって時制によって動詞の形が変わるので、まずは現在進行形からしっかり押さえるのがよいかと。
先生:
では最後に、ちょっと確認してみましょうか。
次の日本語を英語にしてみてください。
彼は今何をしていますか?
私は昼ごはんを食べていません。
あなたはピアノを弾いていますか?
生徒:
えっと……
What he is doing now?
…あっ、be動詞の位置が違いますね。I am not eating lunch.
Are you playing the piano?
先生:
よくできました。1番は、「be動詞を主語の前に置く」っていう疑問文のルールを思い出せば完璧でしたね。
正解は
What is he doing now?
I am not eating lunch.
Are you playing the piano?
この調子です。