2024年9月21日
今日は「方程式」について学びましょう。
まず、「等式」という言葉を覚えてください。これは「=」でつながった式のことです。そして、等式の左側を「左辺(さへん)」、右側を「右辺(うへん)」と呼び、左辺と右辺を合わせて「両辺(りょうへん)」といいます。
具体例を使ってみましょう。
次の方程式を見てみてください
2x + 1 = 9
まず、xに1を入れてみると、左辺は
2(1) + 1 = 2 + 1 = 3
右辺は9なので、等号は成り立ちません。でも、xに3を入れると、左辺は
2(3) + 1 = 6 + 1 = 7
やっぱり等号は成り立ちません。しかし、xに4を入れると、左辺は
2(4) + 1 = 8 + 1 = 9
右辺と同じ9になるので、等号が成り立ちます。このように、ある数字を入れたときに成り立つ等式を「方程式」と呼びます。そして、この方程式を成り立たせる数字(この場合は4)を「解」といい、方程式の解を見つけることを「方程式を解く」といいます。
次に、方程式を解くための基本ルールを5つ覚えましょう。
- 両辺に同じ数を足しても、等式は成り立ちます
a + c = b + c
- 両辺から同じ数を引いても、等式は成り立ちます
a – c = b – c
- 両辺に同じ数を掛けても、等式は成り立ちます
ac = bc
- 両辺を同じ数で割っても、等式は成り立ちます
a / c = b / c (ただし、c ≠ 0)
- 左辺と右辺を入れ替えても、等式は成り立ちます
a = b ならば b = a
これらを使って方程式を解いてみましょう。
たとえば、次の方程式を解いてみてください
x + 5 = 7
左辺の+5を消すために、両辺から5を引きます。すると、
x + 5 – 5 = 7 – 5
つまり、
x = 2
これが「解」です。求めた答えが正しいかどうかは、x = 2 を元の方程式に代入して確かめることができます。これで方程式をしっかり理解できると思います!