2024年3月17日
文章
「幸福のおそばづかえのそのまた召使は、ほんのふたつ三つごくつまらないことをして来ました。たとえば買い立ての帽子が夕立にあうところを助けてやったり、ある正直な男に無名の篤志家とくしかからほどこし物をもらってやったり、まあそんなことでした。しかし、そのあとで、もうひとつ、話しのこしていたことは、いくらかかわったことであったのです。」
解説
この話の中で、幸せの女神のお手伝いさんは、毎日の生活でいいことをして人を幸せにしていました。そして、その日は彼女の誕生日だったので、「幸せのブーツ」っていうすごいプレゼントをもらって、人間の誰かにあげる仕事をしました。この話は、幸せっていうのは大きなことだけじゃなくて、小さい優しさやびっくりするような良いことからも来るんだよ、って教えてくれます。だから、この話では、ほんとうの幸せをみんながどうやって見つけるか、そういう幸せがいつの間にかやってくることもあるっていうことを話しているんです。