先生: 直説法は、簡単に言うと、事実や現実をそのまま伝える形です。たとえば、「The sun rises in the east.(太陽は東から昇る)」とか「I am a student.(私は学生です)」みたいな文がそうです。この形は話し手が「これが現実だ」と信じていることをそのまま伝えるものなので、普段の会話のほとんどが直説法で成り立っています。
生徒: あー、なるほど!それでは、「私は学生です」っていうときは「I am a student.」でいいんですね?
先生: その通り!それが直説法です。じゃあ次に、「仮定法」について説明しましょう。
生徒: 仮定法って、直説法と何が違うんですか?
先生: 仮定法は現実と違うことを想像したり、あり得ない状況を考えるときに使う形です。たとえば、「If I were rich, I would travel the world.(もしお金持ちだったら、世界を旅するのに)」みたいな文ですね。この場合、実際にはお金持ちじゃないけど、「もしそうだったら」という仮定をしています。
生徒: あー、確かにそれは現実じゃないですね。
先生: そうです。仮定法は、他にも「I wish I were taller.(もっと背が高かったらいいのにな)」のように願望を表すときにも使います。現実にはそうじゃないけど、こうだったらいいのに、という気持ちを伝えるのに便利です。
生徒: 面白いですね!次は「命令法」ですよね?
先生: その通り。「命令法」は、相手に行動を促すときに使います。「Close the window.(窓を閉めて)」や「Stand up!(立ちなさい)」のような形ですね。相手に直接何かを頼んだり、指示を出すときに使います。丁寧にしたい場合は、「Please」をつけて「Please open the door.(ドアを開けてください)」と言うこともできます。