2025年10月23日

「up」は前置詞?それとも動詞の一部? ― 英語の“短い単語”がややこしい理由、ちゃんとあります ―
英語を学んでると、なんか似たような単語が多くて混乱するってこと、ありませんか?
たとえば look up。
「見上げる」だと思ったら、「調べる」って意味らしいし。
いや、どっちやねん……って、思いません?(私だけ?)
実はこういうの、句動詞(phrasal verbs)っていいます。
動詞と短い単語(小辞=particle)がセットになることで、新しい意味が生まれるんです。
He looked up the word.
→ この up は「上に」じゃなくて、「調べる」の一部。
つまり、look + up = 調べる。まるで一つの動詞みたいに扱われてるんですね。
でもここで問題が一つ。
この“up”とか“off”とかって、前置詞にも見えるんですよ。
だって、
He ran up the hill.
→ この場合の up は普通に「〜の上に向かって」。完全に前置詞です。
つまり同じ up でも、前置詞のときもあれば、句動詞の小辞として動詞の一部になることもある。
はい、ややこしいポイントその1です。
じゃあどう見分けるのか?
コツは、「その短い単語が何とくっついてるか」を見ること。
I took the book off the table.
→ off は「テーブルから離して」の前置詞
The plane took off.
→ take off で「離陸する」の句動詞
同じ off だけど、使い方も意味も全然違う。
文の中で「前置詞+名詞(off the table)」になってるか、
それとも「動詞+小辞(took off)」で1つの意味になってるか。
文の構造をちゃんと見る。これ、ほんと大事です。
正直、こういう短い単語、見た目が地味すぎてスルーしがちなんですけど……
実はめちゃくちゃ意味を左右する重要なやつらなんです。
ネイティブも「なんでupなの?」って聞かれて説明に詰まったりするくらい、感覚的なところもあるので、まずは「意味」じゃなくて「文の中での役割」を見ていくのがポイント。
So yeah, “up” might look tiny and harmless…
but it could be doing a whole lot more than you think.