2025年9月22日
YBA教育研究会|英語文法
【なぜ「to be」をつけるの?】
受動不定詞の仕組みと使い方を3パターンで解説
「される側の名詞には to be をつける」——これは正しいのですが、実は例外があります。それを知らずに覚えると、入試で痛い目に遭うことがあります。
「愛されたい」「招待されて嬉しかった」「洗わなきゃいけないコップがある」——こういった「される」側の気持ちや状況を英語で表現するとき、多くの中学生がつまずきます。答えは、to be + 過去分詞という形の組み合わせにあります。仕組みと例外をセットで押さえれば、迷わなくなります。
「する」と「される」——2つのパーツを合体させるだけ
英語の to(〜すること)のあとに、be + 過去分詞(〜される)をくっつけると、to be + 過去分詞(〜されること)という形になります。
| to | + | be + 過去分詞 | = | to be + 過去分詞 |
| 〜すること | 〜される | 〜されること |
使い方は大きく3つ。「される」が主役になる場面でそれぞれ活躍します。
3つの使い方を場面で覚える
| ① | 「〜されること」を望む・嫌がる |
自分が何かを「される」のを望んだり、嫌がったりする場面です。 I want to be loved. / 私は愛されたい。 He hates to be ignored. / 彼は無視されるのが大嫌いだ。 | |
| ② | 「〜されるべき」ものを説明する |
名詞のあとに続けて「まだされていない仕事」を表します。 Homework to be done. / (やるべき)宿題 A car to be fixed. / 修理されるべき車 | |
| ③ | 「〜されて」感情が動いた |
何かを「された」ことがきっかけで、感情(嬉しい・驚いた・悲しい)が生まれた場面です。 I am happy to be invited. / 招待されて嬉しい。 She was shocked to be told the news. / その知らせを聞かされて彼女はショックを受けた。 | |
判断の鍵は「主役が『する側』か『される側』か」
to と to be の使い分けに迷ったら、主語(文の最初に来る言葉)や注目している名詞が、動作をする側なのか動作を受ける側なのかを確認してください。
| 主役の立場 | 使う形 | 例文 |
|---|---|---|
| する側(能動) | to + 動詞の原形 | I want to clean the room. |
| される側(受動) | to be + 過去分詞 | The room needs to be cleaned. |
練習問題:3問で確かめよう
| 第1問 | アイドルの気持ち |
彼はみんなから「愛されたい」と思っている。 He wants ( ) by everyone. ① to love ② to be loved 💡 「He(彼)」は愛する側? それとも愛を受ける側? 正解:② to be loved | |
| 第2問 | カフェの忘れ物 |
ここに洗わなきゃいけないコップがある。 Here is a cup ( ). ① to wash ② to be washed 💡 「コップ」は自分で何かを洗う? それとも人から洗われる? 正解:② to be washed | |
| 第3問 | サプライズパーティー |
私はそのパーティーに招待されて驚いた。 I was surprised ( ) to the party. ① to invite ② to be invited 💡 「I(私)」は誰かを招待した? それとも招待状をもらった? 正解:② to be invited | |
KEY POINT
主語や注目している名詞が「される側」だと気づいたら、まず to be + 過去分詞 を考える。受動不定詞の基本パターンはこれで押さえられます。
⚠ 発展:「される側」でも to だけになる型がある
たとえば This book is easy to read.(この本は読みやすい)では、「本」は読まれる側ですが to be read ではなく to read になります。
easy / difficult / hard などの形容詞が文中にある場合は、このパターンを使います。
まずは「される側なら to be + 過去分詞」を基本ルールとして身につけ、このパターンは別に覚えましょう。
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