2024年3月26日
生徒:「アリストテレスって誰なの?」
先生:「アリストテレスは、昔ギリシアにいたとても賢い哲学者だよ。彼は物事をじっと見て、そのことについて深く考えること、これを『観想』と呼んだんだ。」
生徒:「観想って何?」
先生:「観想とはね、物をとても注意深く見て、それについて深く考えることだよ。アリストテレスは、このように考えることを人間のとても大切な活動だと考えていたんだ。」
生徒:「昔のギリシアの人たちは、どうしてそんなに考える時間があったの?」
先生:「昔のギリシアでは、家の仕事や他の仕事を奴隷が行っていたから、市民は勉強したり、アートを楽しんだりするためにたくさんの時間を持っていたんだよ。」
生徒:「でも、目で見ることだけが大事なわけじゃないって聞いたけど?」
先生:「その通りだよ。実は、手を使って物を作ったり、人を抱きしめたり、料理をしたりする体験もとても大切なんだ。これらはすべて、五感を使って世界とつながることで、人間らしい生き方を考えるきっかけになるんだ。」
生徒:「昔のギリシアで女の人がしていた家のことや子どもの世話も大事なこと?」
先生:「そうだね。女性が行っていた家事や育児は、人間の生活を豊かにする重要な役割を果たしていたんだ。目で見ることだけではなく、五感すべてを使って、もっとたくさんのことを感じたり学んだりすることが、私たちにとって本当に大切なんだよ。」