2023年8月3日
英語の能力を証明する資格として広く認知されている英検。従来型の英検に加え、英検S-CBTというコンピューターを使用した新しい受験形式も登場しています。今回は英検S-CBTと従来型英検の違いとそれぞれのメリット・デメリットを詳しく解説し、どのような人に向いているのかをご紹介します。
英検S-CBTとは
英検S-CBTはコンピューターで全科目の試験を受ける形式です。一日で4科目が完了し、受験日の選択肢も豊富。従来型の英検とは実施方法が異なりますが、取得した級やスコアは同様に扱われるため、問題形式や難易度に違いはありません。
英検S-CBTのメリット
- 4科目の試験を1日で受けられる: 一度の受験で全科目を完了できるため、効率的です。
- 試験日程の選択肢が多く、受験会場も指定可能: 豊富な選択肢が受験のスケジュール調整を容易にします。
- 英検S-CBTと従来型英検の組み合わせによるメリット: 英検S-CBTを年6回、従来型の英検を年3回受験することで、最大年9回の受験が可能になります。この方式により、より柔軟に試験日程を選ぶことができる利点があります。
英検S-CBTを受ける際の注意点
- コンピューター形式での解答に慣れておく: 苦手な方は事前に体験版での練習をおすすめします。
- 試験当日の持ち物に注意: 受験票、身分証明書、筆記用具を忘れずに！
英検S-CBTがおすすめなのはこんな人
- 4科目すべての試験を1日で終わらせたい人: 効率的に受験したい方向け。
- 目標の級を取得するまでの期限が迫っている人: 受験機会が多いので、急いでいる方に適しています。
従来型の英検がおすすめなのはこんな人
- 問題文に書き込みたい人: 従来型の英検では問題文に直接書き込むことができます。英検S-CBTでは画面に問題が表示されるため、このような方法は取れません。この点が従来型の英検の特徴と言えるでしょう。
- 対面形式でスピーキングの面接試験を受けたい人: 対面での面接が自分に合うと感じる方に適しています。
まとめ
英検は多岐にわたる英語能力を測定し、その結果を証明する重要な資格です。従来型とS-CBT、それぞれに合う人々がいるため、自分の学習方法、進度、ライフスタイルに最も合う方を選ぶことが求められます。
最終的には、どちらの形式を選ぶかは自分の目標やニーズに合った方を検討し、適切な選択をすることが最善です。英語力の向上は自己成長の一環であり、それをサポートする英検はどの形式であれ、その目標に向かう大切な一歩となるでしょう。