なぜ円は360度なのか?古代バビロニア人の数学と天文学から見る、角度計算の起源とその普遍性

なぜ円は360度なのか?古代バビロニア人の数学と天文学から見る、角度計算の起源とその普遍性

生徒:「なぜ円の角度は360度なんですか?」

先生:「その理由は、古代バビロニア人にさかのぼるんだ。彼らは約4000年前に、現在のイラク共和国地域で栄えたメソポタミア文明で、60進法を用いていたんだよ。」

生徒:「60進法って何ですか?」

先生:「60進法とは、数を60の単位で数える方法のことだ。私たちが普段使う10進法では10を基準に数えるけど、バビロニア人は60を基準にしていたんだ。60は多くの数で割り切れるので、計算がしやすく非常に便利だったんだよ。」

生徒:「円が360度になった具体的な理由は何ですか?」

先生:「実は二つの大きな理由があるんだ。まず一つ目は、バビロニアの天文学者たちが太陽が365日で同じ位置に戻ることと、月が355日で戻ることを知っていたからだ。彼らは、これら二つの周期のちょうど中間値として、360を選んだんだ。」

先生:「そして二つ目の理由は、360という数が非常に多くの数で割り切れるからだ。例えば、もし100を使っていたら、その数は1, 2, 4, 5, 10, 20, 25, 50, 100で割ることができる。でも360は1, 2, 3, 4, 5, 6, 8, 9, 10, 12, 15, 18, 20, 24, 30, 36, 40, 45, 60, 72, 90, 120, 180, 360と、非常に多くの数で割り切れる。これによって、天文学的な計算や日常の計算がとてもやりやすくなったんだ。」

生徒:「なるほど、だから他の数ではなく360度を使うようになったんですね。」

先生:「その通りだよ。このシステムはバビロニア人によって始められ、その計算の便利さから、多くの文明で採用されるようになったんだ。だから今でも、私たちは360度を使っているんだよ。」